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Tuesday, Mar 03, 2009
僕の隣のベッドにはおばさん。その上のベッドにはおじさん。夫婦ではないようだ。
おばさんに会釈すると、にっこり笑い返してくれたので安心した。
寝台列車で唯一気になっていたのが、隣の席の人が妙な人だったらやだな、ということだった。こちらの状況に構わずうるさく話しかけられたりするのもめんどくさい。なにしろ一緒にいる時間が長いのだ。幸い大丈夫そうである。
おじさんは、さっきホームで見かけた人だった。ものすごい勢いで写真を撮り、同時にものすごい勢いでメモ帳に何かを書いていた人だ。僕は何を書いているのか気になって、さりげなく覗きこんだのだ。メモ帳一面にびっしりと書かれた文字が見えただけで、全然読めなかった。まさにその人が隣の席の乗客であった。おじさんとも軽く会釈しあう。まだなにか書いている。たぶん何かの記者とか、そういう人だと思う。
僕の上のベッドは空席。他にもけっこうな数の空席がある。
チケットが取れて以来、毎日ネットでチェックしていたのだが、プレミアだと言われながらも実はそこそこ空席はあったのだ。しかも乗車3日くらい前になると急に増える。ヤフオク転売目的で買って、マージンのっけて出品してみたものの売れなくて、期限ギリギリにキャンセルという無駄なチケットがたくさんあったということだろう。寝台特急の旅行を3日前に思い立つ人も少ないだろうから結局そのチケットは誰にも買われず、本来乗りたかった人までも乗れなくなってしまうようなことがきっとあったはずだ。こんなことで小銭を稼ごうとするのは、なんだかさもしい。
まぁそれ以外に、廃止だといって盛り上がりはしても、実際に利用するかどうかは別問題なのかもしれない。そもそも移動手段としてはとんでもなく不便なのだ。飛行機なら1時間の距離が18時間。それでいて値段は飛行機の倍である。
少しだけ雨が降り出して、定刻に発車。
ホームではまだたくさんの人が、僕らの乗った「はやぶさ」の写真を撮っている。あの人たちも乗るわけではないのだ、ということに今さら気づく。
生まれて初めての「はやぶさ」で、しかも僕にとって実は初めての九州である。っていうか神戸より西へ行ったことないのだ。
こんなにわくわくすることは、最近ちょっとなかった。
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